長女の日々(・∀・)

田舎と都会の狭間で生きる

としを重ねる

としを重ねるというのは、お別れの連続なのかもしれない。人と人とが出会って、相互関係が生まれて、その出会いと別れが、それぞれの心に数珠みたいに繋がっていくんだと思う。

お世話になっていた教授が亡くなった。突然にまだお若いのに、亡くなった。彼は外国人で、私の酷い英語を直してくださっていた。時折、プレゼンの指導もしてもらった。君はMachine gun talk だからゆっくり話さないと駄目だと、いつも冗談も交えて教えてくれた。最後に話したのは宗教のことだった。多分、平均的な日本人よりは外国に触れる環境で育った自分ではあるけど、外国人とはあまり話さない内容だった。宗教はとてもセンシディブな話題だからだ。

けれど、彼はさらっと池上彰の本並みに、しれっーと話してくれた。そんな人だった。

彼の宗教は死を日本人のようには、捉えない。私は無宗教だし、天国があるとは信じていない。けれど、彼はきっと天国にいて、私がプレゼンすると「マシンガンになってるよ。リラックスするんだよ」と言ってくれる気がする。

彼の言葉は私の心中の数珠に繋がっていくと思う。