長女の日々(・∀・)

田舎と都会の狭間で生きる

ぷち留学前ブルー

もうすぐ、悲願叶って米国の大学に研究者として、出掛けることになった。小6の頃に、いつかお金を増やして海外に行ってやると決意して、貯めた6000円を持って郵便局で口座を作った。あの頃の郵便局は、笑顔で小学生に口座を作ってくれた。ありがとう、郵便局のおばさん、今でも、口座は持っています。

 

それから幾数十年たった。私は3年ほど前にも北欧に1ヶ月近く研修に出かけた。そして、もうすぐアメリカへ出掛ける。あの頃の夢がかなったといえば叶ったのだ。しかし、直前になった今、異様にブルーである。長期留学ではないが、旅行にしては長い短期留学で、何より研究者として向こうに出向くのもあって、discussionしたりpresentationしたりは確実にあるので、そんなことできるのかと心配なのだ。

 

この感覚は何かに似ていると思ったら、マリッジブルーである。あの時もかなりブルーになり、体重が3キロ程落ちてしまった。それくらい、自分の人生に影響を与える大きな決断であったのだ。結婚後の生活が想像がつかないというのもあった。留学前ブルーもしかりで、向こうでのことが想像がつかないのでブルーなのだ。

 

しかし、乗り越えなければならないのが、人間だ。最近見たレ・ミゼラブルの冒頭で、造船所で奴隷が働かされる場面がある。囚人たちは、”Look Down, look down"と低い声で歌う。つべこべ言わずに目の前の事をやれと。そのシーンを見たとき、つべこべ言ってるなー私と、かったるい理屈をごねるのはやめようと思った。

 

ブルーではあるが進まねばならんのだ。