伊藤忠のおじさん
今週始めだったか、以前読んだことがある記事をまたネットで見かけた。
伊藤忠の社長が、弁当男子について異論を静かに唱えてるものだった。
日本を代表する会社の社長の割に、ずいぶん古い価値観だなーと思っていた。
内容は、弁当男子に違和感を覚えると、若い男性がちまちま弁当を作るのは変だと。
そして、男女には性差が明らかにあるので、社内でもやることに差があるのが自然だろうと、やんわりまとめてる。
しかし、炎上してしまったらしい。掲載していた雑誌:プレジデントのホームページからその記事は今日は消えている。そうでしょう、そうでしょう、Political Correctnessに抵触するようなことを、日本を代表するような会社の社長?(ともかく会社の看板を背負っている)がやってしまったのだ。
日本の団塊の男性にはこの辺のことは、理解できないでしょうが、国際経験も豊かなはずの方が、Sex differenceによる社会的役割の違いがあるとしてしまったのは、OECDや国連からも男女差別を撤回しろとご指導を賜っている国の地位の高い方が述べるのは、大いにまずい。
研究者も超ドメな人はわからないかもしれないけど、英語で書かなければならない人はPCが何故だめなのかをきちんと覚えておかないと、品のない差別主義と思われるのだ。
日本では、若い人は感覚的にこの辺を理解している人が多い気がする。何しろ弁当男子がでてきたのだ。男性が自分の弁当を作って何が悪いのだろうか?生まれてから右肩上がりの日本の経済発展に乗れたおっさんは、社会規範に従い、会社に入り、結婚し、子どもをもったのだろう。弁当作りは女のすることなのでしょうね。こういう人は、会社の女の人のことを「女の子」と呼ぶことが多い。名前では覚えない。少しすると結婚すると思ってる。
何故、炎上したのかこの社長?は理解できるのだろうか。表面的には理解しなくてはならない。でも、心の深いところでは理解しないのでしょうね。