長女の日々(・∀・)

田舎と都会の狭間で生きる

Six feet under

先日、親戚が急に亡くなる不幸があった。私にはとても良くしてくれた方だった。しかしながら、我が家の御先祖は日本の最果てといってもいいくらい遠い地に眠っている。お葬式に参列するのは、困難だった。

どこの日本の家にでもあるであろう、お家騒動が勃発した。兄弟が多くと書くと、人的資源があって良さそうに聞こえる。しかし、女兄弟が多いのだ。かしましすぎる。

そこで、また話し合いに出てくるのは、明治以来、強調されている家父長制度だ。「長男なんだからー」父は責められていた。

私は幕末の話や明治政府が大嫌いだ。そもそも、日本社会が原始、男系で成り立ってきたわけでもあるまい。明治まで、多くの日本人は苗字がないのだ。
江戸時代は上様を除いて、通い婚が主流だったのだ。一般市民の家庭は、旦那は働きが悪かったり女癖が悪いと家から放り出された。

それを明治政府が、「その男系継承Priceless」と言ったかどうだか知らんが、男性が家を引き継ぐことを良しとした。女性が浮気をすると、姦通罪でばっせられる。元モー娘の彼女は明治だったら、死んでるかもね。彼女の浮気の何が悪いのか全く分からないけど。

ともかく、なぜ男が継ぐのか、そして、多くの子どもが一人ッ子で、多くの男が長男な今、そして未曾有の低結婚率に、少子化だ。団塊の方々が亡くなればなくなるでしょう、こんな価値観。

そんなおり、本屋を覗いたら、東洋経済の見出し「職場のお荷物か?戦略か?ワーキングマザー」が目に入った。だからだめなんだよ。何を煽ってるのか。こんな堂々と書いてしまう雑誌がある日本。男がどんだけえらいんだ?一人じゃ子どもは作れない。仲良くするべきなのに、どーしても上に立ちたいのよね。少子化は長年、男性優位社会を構築し続けた結果であると思う。そして、めんどくさがりの女達は、なんでも男に押しつける。「長男なんだから」。

RIP, uncle Xxxxxx (~_~;) ご冥福を御祈りします。